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 いのちをつなぐネットワーク
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いのちをつなぐネットワーク

1 いのちをつなぐネットワークとは?

 
   いのちをつなぐネットワークとは、“いのちをつなぐ”をキーワードに、既存の地域におけるネットワークや見守りの仕組みを結びつけ、セーフティネットの網の目を細かくしていくことで、支援が必要な市民を一人でも多く救えるよう、住民と行政の力を結集して「地域での見守り・支援体制(地域福祉のネットワーク)」をさらに強化・充実する取り組みです。

   本市には、これまで取り組んできた、民生委員・児童委員による見守りや、福祉協力員による「ふれあいネットワーク」、自治会・町内会によるふれあいや支え合いの活動、老人クラブによる「友愛訪問」、「スクールヘルパー」、「生活安全パトロール」など、高齢者の見守りや安全パトロール、子どもの安全など様々なネットワークがあります。

   これらのネットワークがさらに協力し、より有効に、効果的に機能するための方策について、地域福祉のネットワークの成果や課題を把握したうえで、市民と行政とが一緒に考えていきます。
   また、これらの地域の関係者だけでなく、一般市民や企業などの協力を得ながら、より細やかなネットワークを構築していくものです。


 [事業実施の経緯]

   生活保護の関連として、昨年、一昨年と門司区、小倉北区での「孤独死」が報道機関に大きく取り上げられ、
  「孤独死」は、市民の身近で生じている問題として表面化しました。

   また、「北九州市生活保護行政検証委員会」の最終報告においても、孤独死の問題が生活保護だけでは防止
  できないことや高齢者だけの問題ではないことなどが考察され、孤独死対策や地域づくりの取り組みの早急な
  充実が提言されました。

   こうした状況を踏まえ、何らかの手が差し伸べられていれば防げたかもしれない「孤独死」を、一人でも防げる
  取り組みが重要であると考えています。

   そのためには、市民が家庭や地域から孤立し、様々な制度やサービスを受けられない状態で死に至ることが
  ないよう、「地域での見守り・支援体制」を強化・充実する必要があります。

 
 

2 対象者

 
   いのちをつなぐネットワーク事業の対象者は、高齢者や障害者など、制度・サービスが必要な人だけでなく、子どもから高齢者まで、障害のある人もない人も、支援・見守りが必要なすべての人(世帯)を対象とします。

 

3 いのちをつなぐネットワーク担当係長の配置


   「地域での見守り・支援体制」を充実・強化するためには、市民と行政が一緒に、地域福祉の面からの地域づくりを推進することが不可欠です。
   本市では、平成20年度から、その役割を担う係長級の職員合計16名を「いのちをつなぐネットワーク担当係長(以下、担当係長」という)として、各区役所生活支援課に配置しました。

   担当係長は、原則小学校区ごとの地域福祉のネットワークを充実・強化するためのコーディネーターとしての役割を果たすとともに、区役所内の連携を強化する役割を担います。


☆担当係長の配置状況                                   (単位:人)

門司

小倉北

小倉南

若松

八幡東

八幡西

戸畑

合計

人数

16

 

 

4 いのちをつなぐネットワーク事業の具体的取り組み


    いのちをつなぐネットワーク事業の取り組みにあたり、「見つける」「つなげる」「見守る」の3つをキーワードにした活動を行います。

(1)見つける
   地域に支援が必要と思われる人がいないか、地域と行政が見つけます。

地域の役割

支援が必要な人に、いち早く気付き、制度やサービス、見守りにつなげるため、すべての市民
・団体・企業等が「気付き隊(※)」の役割を果たします。

担当係長の役割 

地域に出向き、支援や見守りが必要と思われる人の情報を収集します。


※【気付き隊】
  「気付き隊」とは、地域の方々のネットワークをはじめ、電気、ガス、水道、郵便、宅配業者、コンビニ等、その人が利用している様々な関係者の皆様が、日常の活動の中で、支援や見守りが必要と思われる人がいないか、気を配り見つける役割を担います。

(2)つなげる
   支援が必要と思われる人を見つけたら、民生委員等に相談したり、担当係長につなぎます。

地域の役割

ご近所に支援や見守りが必要と思われる人がいた場合に、民生委員等に相談したり、担当
係長に連絡します。

担当係長の役割 

地域からの情報を受け、支援ができる制度やサービスはないか、区役所全体で検討し、支援
方法を決定します。


(3)見守る
   見守りが必要な人には、親族や家族、近隣住民等で見守ります。

地域の役割

見守りが必要な人には、ご本人を中心とした「見守り隊」を立ち上げます。

担当係長の役割 

 地域での「見守り隊」を支援します。


※【見守り隊】
  「見守り隊」とは、ご本人(当事者)と少しでも交流のある人(ご近所の人や友人、馴染みの店等)を中心に、民生委員や福祉協力員など、当事者を無理のない範囲で支えていただける地域の皆様です。

 
⇒ いのちをつなぐネットワークリーフレット(PDFファイル)を参照
 

5 いのちをつなぐネットワーク事業が目指すもの(将来像)


   いのちをつなぐネットワーク事業が目指すべき姿としては、引きこもりや一人暮らし、その他孤独感や不安感を抱えている人などが、地域の方々と語らい、地域の一員として、その人らしく生活していけるような、「地域の課題を地域で考え、地域で解決する」ための環境整備を行うことです。

   この取り組みを通して行政が地域の中に入り込み、住民と行政が協働で「地域福祉の面からの地域づくり」を行っていくことで「地域の見守り・支援体制」を強化し、「地域福祉のネットワーク」の充実・強化を図っていきます。
   ひいては、災害や防犯にも強い地域づくりができるものと考えています。

   将来的には、市としても地域包括支援センターや市民センター、ふれあいネットワーク等、既存の仕組みのあり方について、あわせて検討していく必要があると考えています。



<連絡先>
保健福祉局 いのちをつなぐネットワーク推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2060
FAX:093-582-2095
ho-inochi@city.kitakyushu.lg.jp